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赤ちゃんの眠りは浅い!

生まれたばかりの赤ちゃんは一日何時間ぐらい寝るか知っていますか?個人差はありますが、だいたい16時間ぐらい寝ているそうです。


赤ちゃんの睡眠のおよそ50~60%はレム睡眠と呼ばれる浅い眠りです。ぐっすり眠っているわけではないので、少しの物音や振動で目を覚ましてしまうのです。


大人の場合、レム睡眠の割合はおよそ20%なので赤ちゃんの発育にレム睡眠が大きく関与していることが推測されます。


レム睡眠はからだを休める睡眠です。からだは動きませんが脳は活動しています。赤ちゃんはレム睡眠を多くとることにより脳の神経回路をつくっているといわれています。


成長するにしたがいレム睡眠の割合は少なくなり、3~4歳になると大人と同じ20%になります。脳は3~4歳でおよそ80%が完成するそうです。脳が完成すると今度はからだづくりにシフトしていきます。


からだの成長には、成長ホルモン(ヒト成長ホルモン)が必要であり、この成長ホルモンは、ノンレム睡眠のときに分泌されます。そのため3~4歳になるとノンレム睡眠の時間が多くなるのです。


「寝る子は育つ」という言葉がありますが、熟睡する子は深く眠っている、つまりノンレム睡眠の時間が多く成長ホルモンがたくさん分泌されている状態にあります。まさしくぐんぐん育っているのです。