睡眠と夢
わたしたちは一晩の間にレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返します。睡眠サイクルの最初のほうは眠りが深く、ノンレム睡眠の時間が長くなりますが、サイクルを繰り返すうちに徐々に浅い眠りであるレム睡眠の時間が長くなります。
夢をみるのはレム睡眠時だといいますが、実はノンレム睡眠時にも夢をみています。ノンレム睡眠時の夢は断片的なものであり、起きたときには忘れてしまいます。
一方、レム睡眠時はストーリー性のある夢をみることがあり睡眠が浅いことから覚えている確率が高くなるのです。
睡眠サイクルの後半になるとレム睡眠の割合が増えます。一回にみる夢の時間も長くなり平均20分前後、長いものになると1時間近くみているそうです。
ストーリー性のある夢やインパクトのある夢をみた直後に起きると夢を覚えている確率が高くなります。
ほとんどの人が毎日夢をみていますが、夢を覚えている人と覚えていない人がいるのはなぜでしょうか?世界中の研究者が調査をしていますが、明確な答えはでていません。ただ、不安を抱えている人、強いストレスを感じている人は夢を覚えている確率が高くなるそうです。
夢の中で不安やストレスを解消するための方法を見つけ出そうとしているのかもしれません。人はなぜ夢をみるのか?夢にはどんな役割があるのか?まだまだ夢には謎の部分が多いのです。