消防士の平均年収・民間企業よりも高めだが体力が必要!
小学生くらいの男の子の中には、将来は消防士になりたいと考えている子も多いようです。人命救助に関わる消防士は「やりがいのある職業」と考えられていて、憧れの存在なのでしょう。また、将来性が見出せる公務員である点も魅力の一つです。
消防士の平均年収を調べてみると、だいたい700万円前後のようです。そして、消防署長の場合には、平均年収は1000万円以上にもなります。この金額については、様々な職種の平均年収の中では、かなり高い水準であると言えるでしょう。しかし、平均年収が仕事内容に対して妥当であるとは限りません。
消防士の仕事は消化活動というイメージが強いのですが、実はもっと範囲が広いのです。もちろん消化活動自体も個人宅から山林まで様々な種類があります。それらの消化活動の他に、火事の原因を調査するのも消防士の仕事です。また、消化活動だけではなく、救急活動も消防士の大切な業務です。
さらに、火事や救急についての講習を行うこともあります。また、火事は急に起きるので、深夜でも早朝でも出動しなければいけないこともあります。一般的な公務員の多くは、定時出社あるいは定時退社で働いていますが、消防士の仕事は不規則になりがちです。
それから、業務にあたっては命を落とす危険性もあります。その危険性を減らすには日々の訓練は欠かすことができませんし、体力が必要なのでトレーニングも行います。このように、あまり表に出てこない部分で非常に厳しいことも多いので、単なる憧れや平均年収だけで判断して目指すのはお勧めできません。