調理師の平均年収・腕の差が年収にもあらわれる職業
料理を作るのが好きという人の中には、調理師を目指そうと考えている人もいることでしょう。そして目指すからには、平均してどのくらいの年収を得ることができるかということも気になるのではないでしょうか。
調理師の平均年収は、350万円前後が一般的です。ただしこれは、調理師として一人前になっている人の年収を平均した数字なので、見習いの間はこれほどの収入にはなりません。ほとんどの場合、見習いのうちは月収15~20万円で働いているようです。
よくテレビ番組のドキュメンタリーなどで目にしますが、調理師の見習い期間にやらされる主な仕事は、掃除や仕込み作業です。どの分野の調理師を目指すにしても、それらの作業を経てから実際に料理の指導を受けるのが一般的です。
また、同じ見習いをするにしても、一流のレストランやホテルであれば、将来的にはもっと高い収入も期待できます。ただし、調理師というのは個人の素質や才能が大きく関わってくるので、どのような場所で修業を積んだとしても、成功できない可能性もある厳しい世界です。
なお、350万円前後という調理師の平均年収について、意外と低いと感じる人もいるかもしれません。これは、調理師は「調理師免許」を持っていなくても仕事ができるという部分が大きいようです。
もちろん調理師免許が必要な職種もあり、その場合には収入は高くなります。調理師に関しては、平均年収はあくまでも目安であり、個人の資質、あるいは職種などによって異なることを覚えておきましょう。