離婚調停は何回ぐらいで成立するのでしょうか?
離婚調停は平均5回ほどで成立する
夫婦間の話し合いが難航してまとまらないときに利用する離婚調停ですが、調停は何回ぐらい行えば成立するのでしょうか?
稀に1回の調停でまとまることもありますが、平均すると5回ぐらいの話し合いで離婚が成立するようです。
もちろん双方が自分の主張を譲らず、相手を非難することに終始した場合は、相当な時間がかかります。過去には10回以上調停を行った方もいるそうです。
平均すると5~6回で話し合いが成立するのは、調停委員を間に入れることで、双方がある程度冷静な状態で話し合いを進めることができるからです。
もめている当事者が顔を合わせて話し合いをすれば、つい興奮して言いたくないことまで言ってしまいます。
当事者同士が顔を合わせない離婚調停だからこそ、落ち着いた状態で話し合いが行われ、落としどころを双方が認識できるようになるのです。
離婚調停の効力
ただし、安易な妥協をすると後で後悔します。話し合いが長引くとつい面倒に感じてしまい、話し合いの内容に不満があるにも関わらず諦めてしまう方もいるようです。
離婚調停といえども、裁判所で決められた合意ですから、裁判の判決と同じ効力を持ちます。離婚後の生活にも大きな影響力を与えるので、面倒だからという理由だけで合意することはやめたほうがいいでしょう。